ばね指
□指の曲げ伸ばしの際にひっかかる感覚がある
□指を動かすとすごく痛い
□スマホを触ると指が痛い
ばね指とは?
指は、腱によって曲げたり伸ばしたりすることができます。指を曲げるときに使われる「屈筋腱」と呼ばれるところが浮き上がるのを防ぐ役割をもつのが「靱帯性腱鞘」です。ところが普段の生活やスポーツ等で手や指を使い過ぎると、腱や腱鞘が炎症を起こして腱鞘炎となります。さらに悪化すると腱鞘が厚くなり、指を曲げ伸ばしする際に通過障害が生じ、引っかかりを感じるようになります。引っかかりが外れるときにバネが外れるように指が伸びるため、「ばね指」または「弾発指」と呼ばれています。
ばね指は、指が伸びなくなって曲がったままになり、指がしびれる、指が痛いなどの症状がみられます。症状が進むと、指が引っかかったまま伸びなくなる、もしくは曲がらなくなることもあります。
また、指を曲げてから指が伸びずに曲がったままとなり、伸ばそうとしたときにバネのように急激に伸びることを「ばね現象」といいます。ばね指の初期症状では典型的なものとされ、さらに症状が進行すると反対側の手で補助しなければ指が伸びなくなり、無理に伸ばそうとすると激痛が走ることもあります。特に親指に多くみられ、中指や薬指にも表れる場合があります。
ばね指の原因
ばね指は手を使う人であれば誰でもなる可能性があり、日常でよくみられる病気のひとつです。
ばね指の原因には、仕事やスポーツ等で手や指を使い過ぎることが考えられます。特に草取りや編み物の後、パソコン作業、またゴルフなどをやり過ぎた後に起こることが多いとされています。
また加齢も原因のひとつです。老化によって屈筋腱と腱鞘に摩擦が起きやすくなり、腱鞘炎が発生しやすくなるといわれています。日常生活において手指をよく使う45歳以上の女性に多く、ばね指は妊産婦などにもみられることから、ホルモンバランスの崩れも原因として考えられています。
わかば整骨院・わかば鍼灸院での治療法
わかば整骨院・わかば鍼灸院では、指のストレッチを行うことがあります。
特殊な器機を使い痛みを抑え、反対の手で指を伸ばすようにしてストレッチを行います。最初は痛くても、繰り返しストレッチをすると動きがスムーズになります。
ばね指を引き起こす原因として使いすぎと説明させて頂きましたが、わかば整骨院・わかば鍼灸院では根本の原因として姿勢を重要視しており、ばね指を引き起こす多くの方が猫背など姿勢の悪い方がほとんどです。
わかば整骨院・わかば鍼灸院では症状を早く抑え、再発しないように姿勢矯正も同時に行っていきます。
ばね指の予防法
まずはパソコン作業などの仕事やスポーツなどで、指を酷使し過ぎないようにしてください。
またパソコン作業によって症状が出ている場合には手の甲を手前側に沿った状態でキーボードを打つと、手の甲のつけ根にある腱が炎症を生じやすくなります。そのため、ノートパソコンや薄いキーボードなどを使い、手首の下にクッションを敷くなどして手の甲を反らせずに作業をするなど、工夫して使用しましょう。またスポーツをする際は適切な方法でボールやグリップを握るなど、手や指に負担がかかり過ぎないことを意識しましょう。
ばね指の再発を防止するためには、手を上げることやグーパー運動を行うと良いでしょう。起床後に手を上げると手のむくみがとれるといわれています。手を軽く握るか開いた状態で約10秒上げてください。またグーパー運動は血流をよくし、手の強張りやむくみをとる効果が期待できます。20回程度繰り返し行いましょう。
ケガ(痛み)に負けないカラダ作りを!
人間の身体は非常に繊細なバランスの上に成り立っています。そのバランスの一部を改善させたところで、その要因となるもの全てをきちんとケアしないと再発に繋がりやすくなってしまいます。
怪我しにくい、強いカラダにするために、遠賀郡岡垣町のわかば整骨院・わかば鍼灸院では全身のバランスや体の使い方(習慣)なども含めた根本改善を常に目指しております。
ばね指でお困りの時は、わかば整骨院・わかば鍼灸院にご相談ください!”
執筆者:わかば整骨院・わかば鍼灸院中央台院
院長 月俣 賢太郎(治療家歴12年)
資格取得後、西洋医学や東洋医学を取り入れた整骨院での勤務経験を経て、わかば整骨院・わかば鍼灸院に入社。
これまでに様々な施術法を勉強し、少しでも皆様が元気になるお手伝いができればと思い、日々治療にあたっております。
姿勢矯正とトレーニング指導を得意としており、痛みを根本から改善していく事に力を入れ、皆様の健康を全力でサポートさせて頂いております。